~~~ My Profile ~~~
名前:Antonio Hiroshi Yamaguchi (山口 アントニオ 浩)
日本在住18年の日系ブラジル人。
社会人クラブ選手として来日し、Jリーグ発足後指導者になる。
幼児から社会人、女子など様々な指導暦を持つ。
資格: 日本サッカー協会 B級コーチ
FIFAサンパウロFC指導者認定
NIKE-AFC指導者認定
国内旅行取扱管理者国家資格
毎年3月頃、留学生を連れてブラジルへ行っています。
チームを連れて行ったこともあります。
日本でのサッカーコーチ歴を生かし、ブラジルへ留学したいと熱意を
持っている人達やブラジルに興味を持っている方にブラジルでの生活、
人間関係のあり方、その上でのサッカー技術の習得の方法を
お伝えしたく、メールマガジンを発行しています。
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ヘタクソでもブラジルでサッカー留学できる!?
2008年1月9日 Vol.172
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===ブラジルと日本の指導者の違いは?===
日本とブラジルのサッカーの歴史について、
そんなに大きな違いはないと思う。
天皇杯の第1回目のサッカー大会は、1921年に行われ
ブラジルでの初めての大会は、1902年に行われていた。
しかしブラジルでは、1933年にサッカーがプロ化になり
日本では、60年遅れたと言う事実がある。
昔のブラジル国内では、エリート系の人達は大きなクラブでプレーを行い
工場で仕事をしている人達はアマチュアリーグでと分かれていた時期も
あったことで、大変な差別があったらしい。
アマチュアのクラブチームが普及しすぎたため、しょうがなく
エリート系の大会に参加させることになった流れがある。
それがあったことで、エリートだった有名なクラブチームが大会に
参加しないようになった。(リオのフルミネンセしか残っていない)
ブラジルと言う国は、そのような面白い歴史を持っているので
指導者や監督のことについて、紹介したいと思う。
ブラジルでの監督やスタッフのスタイルは様々であり
基本的に、理論的な指導者は、あまり国内で「受けない」ことが多い。
現場で、ジェスチャーや大きな声でリードする指導者が多く見られる。
最終的に、結果を出さなければすぐにクビになってしまうので
ブラジルでは、大変な役割でもある。
鹿島アントラーズのオリベイラ監督は、どちらかと言うと弱いクラブを
優勝させるタイプであり、熱心に勉強をするタイプでもある。
きっと、オリベイラ監督は、日本での息は長いと思う。
元レアル・マドリーと元ブラジル代表のルシェンブルゴ監督は
ブラジル国内でも、とても珍しいタイプだと思う。
団体戦術を中心に、どんなに優れている選手がメンバーにいても
自分のタイプの選手をリストアップしてから
最終的にGoサインを出すやり方である。
日本では、少しずつコンピューターのソフトを戦術に取り入れているが
ルシェンブルゴ監督は、昔から良い結果につながるソフトを使っている。
そして、相手チームの分析をする鋭い目を持っている上
元サッカー選手を次の対戦チームを分析させるスパイとして
指導者スタッフにも入れている。
各チームの下部組織スタッフについては、協力的にプロスタッフと
連携を持ち、調子の良い選手の情報を常に上の監督に伝えている。
ブラジルの場合は、下部組織の中で目立つ選手がいた場合
すぐ他のスカウトマンの目に入るので、油断できない世界だ。
そして、クラブの経営が厳しければ厳しいほど、下部組織の選手を
育てていくと言うより、しょうがなく戦力で使ってしまうケースがある。
日本の場合、上で経験させることもあるが、あり得ないね。
チームの柱として起用するのは誰も考えない、考える訳ない。
ブラジルの大きなクラブの場合、育ててきた選手は世界に高く売れるので
下部組織は、クラブの宝物の集まりになり、クラブの大事な金庫みたいな感じ。
そして、大きなクラブ組織の指導者は、自分のクラブの成績や
クラブの選手のことだけを考えていない。
大会や練習試合の時、他の弱いチームにすごい選手を見つけた場合
遠慮なく個人的にスカウトをしに行く。
だいたい、下部組織を担当しているスタッフは、元サッカー選手であるため
日本よりずっと目が超えているので、将来性のある選手を良く見ている。
私自身も、日本国内でこのような経験をしている。
あるブラジル人選手が、当時Jリーグで大活躍していた時の出来事。
彼は私と同じ地域に住んでいたため、当時指導していたクラブの練習試合に
彼の甥を参加させた時のことだ。
彼は甥の応援をしに来たが、相手チームにすごいドリブルの上手い選手が
いたのを見て、すぐ私に「彼をスカウトして下さい。」と言った。
彼に納得出来るように説明をしたが、それでもしつこく
スカウトするように言われていた。
この時、国の違いを思いっきり感じて、日本人になった気分だった。
良く考えたら、元サッカー選手だけではなく、現役選手もスカウトマンに
なっているのは、ブラジルと言う国だな。
日本との大きな違いで、クラブで大活躍した選手の権力が永遠だ。
クラブ側として、すごかった選手が言っているのであれば...
と言う考え方だ。
ブラジルの指導者理論を把握出来たかな。
それでも、まだ一般的なブラジルのクラブ指導者イメージとしては
ヴェルディの監督「ラモス」だよ。
要するに、メチャクチャ怖いよ...
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【ポルトガル語講座】
A:試合中、監督が選手にゲキを飛ばしている時
“Vai ficar com gracinha,meu!”「!」(ふざけてんじゃないよ!)
(ヴァイ フィカール コン グラシーニャ、メウ!)
*ブラジル人は、勝ち上がっている時、個人技にこだわるから
たまに、ベンチからこのような指示も出される。
B:誰かの姉妹が前を通っている時の話
“A sua irmã é uma gracinha,hein!”「あなたの姉妹は、可愛いね〜!」
(ア スア イルマン エ ウマ グラシーニャ、エイン!)
*家族に可愛い女がいると、ブラジルでは大変ひやかされる。
●gracinha:いろんな意味があるが
A:では「冗談」
B:では「魅力的、美しい」の意味
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【ひとりごと】
皆さん、あけましておめでとうございます。
昨年、皆さんと同じく、忘年会の積み重ねで大変疲れたが
ここまではいつも通りだと思う。
しかし、昨年の暮れから年賀状を書こうと思ったらプリンターが壊れ
しょうがなく新しいプリンターを買ってきた。
そのうちに、テレビがつかなくなった、、、、。
テレビも疲れて壊れるなんて、何だろうね。
正月からしょうがなく、小さいテレビでモノ真似バトルとアニメの
『メジャー』を見ていた。
2008年に入った後、新たな気持ちで頑張ろうと思ったら
いっきに二つ時計の電池が切れてしまった。
まあ、電化製品が壊れたり、電池が切れたりしても
明日があると思って、前向きに頑張ろうね。
身体が壊れなかったりしなければいいと思いませんか?
今年も、健康に気をつけて頑張りましょう!
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ご意見、ご質問はこちらです
Mail: gostosoan1@hotmail.co.jp
ホームページ:http://macacopletto.fc2web.com/gostosoan..htm
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